サムスン電子は7日、2月の「Mobile World Congress 2011」と3月の「CTIA 2011」で発表したスマートフォンを紹介する記者懇談会を実施。登壇した端末営業部部長オウ・チャンミン氏は、同社製端末のグローバルでの販売状況や戦略を述べた。サムスン製のスマートフォンは、日本ではNTTドコモから「GALAXY S」や「GALAXY Tab」が発売されているが、この日はグローバル市場で発表されている「GALAXY S II」や、「Nexus S」「GALAXY Tab 10.1」などがお披露目された。 2005年には1億台であった同社の端末販売台数は、2010年には2億8千万台まで増加。オウ氏は「1秒に8台売れている計算になる」とアピールした。さらに「今年はさらに成長するため、社員一同死ぬほどがんばっております」と述べた。 また「サムスンとして最も大事にしているのがブランド」(オウ氏)であるとした。ただし2004年のグローバル企業のブランドランキングで21位だった同社だが、2010年では19位と伸び悩んでいる形となっており、オウ氏は「20位近辺になってから中々上がらない」と述べた。 ただ販売台数については前述の通り飛躍的に伸びており、オウ氏は「ユーザーに認められている要因」を、「優れた基礎技術」「優れた基礎技術を用いた魅力的な製品」「その価値をユーザーへ伝えるマーケティング」をあげた。 その中でも同社が力を入れてアピールするのが、昨年「究極のディスプレイ」として紹介し、GALAXY Sに採用した「Super Amoled」ディスプレイだ。さらに2月に発表された「GALAXY S II」には、Super Amoledの4倍の画質を持つという「Super Amoled Plus」が搭載されている。オウ氏は「非常に完成度の高いものを全力で追及した結果が、GALAXY SやGALAXY tab」と述べ、製品をアピールした。 また同社は半導体分門を独自に持っており、メモリだけでなくアプリケーションプロセッサの開発にも力を入れる。GALAXY Sには1GHzのアプリケーションプロセッサを搭載している。GALAXY Sを利用したユーザーは「きれい、はやいという点に反応してくれる」(オウ氏)という。同社はこれまでGALAXY SやGALAXY S IIなどフラグシップモデルとしてのGALAXY端末を発表してきたが、今後はグローバル市場にて低価格帯のGALAXY端末を発表するなど、幅広いユーザーの取り込みを目指すという。 また端末単体だけでなく、同社のアプリ配信サービス「Samsung Apps」を中心としたエコシステム構築にも力を注いでいる。3月には1億ダウンロードを達成した。 GALAXY SのAndroid OS 2.3へのアップデートの時期について、オウ氏は「OSのアップデートへの期待には絶対答えなくてはいけないと思っている」とコメント。サムスンとしては4月には準備が出来るといい、あとは事業者側での調整次第だという。
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