Evernoteは30日、Web版のEvernoteをリニューアルし、新たにデザインされた「Evernote Web」として発表した。ユーザーエクスペリエンスの向上、パフォーマンスの最適化などが図られたとのこと。 「Evernote Web」は、Windows版、Mac版、iPhone版、Android版に続く、第5のファミリーという位置づけだ。新デザインでは、Mac版やWindows版のEvernoteとほぼ同じく、Webも3つのパネルが並ぶインターフェイスが採用された。左から右に、ノートブックパネル、ノートリスト、ノートビューが表示される。また検索ボックスはより使いやすいようノートリストの上の位置に移動した。 新たな機能としては、Facebook、電子メール、あるいはインスタントメッセンジャーを通して個別のノートを共有することが可能になった。今後、Mac版やWindows版など他のEvernoteクライアントにも実装され、Twitterや他のソーシャルサイトにもノートを共有できるようになる予定だ。新しい共有ボタンは、個別ノートの上部に配置。共有をやめるときは、ノートのタイトル下に表示される「共有」(英語版では「Shared」)をクリックし共有を無効にできる。 そのほか、ノートブックを別のノートブックにドラッグする、もしくはノートブックをマウスオーバーすると右側に表示される三角矢印をクリックして「スタックに追加」を選択すると、ノートブックをグループ化(スタックにする)可能となっている。ノートリストのサマリービューは、個別のノートを開くことなくノート内の情報を得ることができる。Macならcommandキー、WindowsならControlキーを押しながらクリックすることで、複数のノートを選択することも可能。 今後は、ノートの属性によるフィルタリング、ノート履歴の閲覧、ファイル添付、ノートの印刷、検索語の保存といった機能に対応する予定。