パイオニアは29日、東北地方太平洋沖地震の被災地での移動支援を目的とし、被災地における自動車通行実績マップを同社の対応カーナビ上で確認できる取り組みを発表した。4月1日より対応開始となる。 カーナビ搭載の車両から速度や位置情報などの走行履歴(プローブ情報)を利用したもの。同社によれば、2007年以降に発売されたほぼ全てのパイオニア製カーナビが対応しているという。 通行実績マップでは「通行禁止」を黒色実線で、高速道路の「順調」を青色実線で表示。また渋滞情報として「順調」を青色点線、「混雑」をオレンジの点線で表示する。走行実績がない場合は、地図(道路)のみが表示される。集められた走行実績はリアルタイムで反映される。 15日にはグーグルが、ホンダの「インターナビ・プレミアムクラブ」と、パイオニアの「スマートループ」による通行実績情報を利用した、「自動車・通行実績情報マップ」をGoogleマップ上で公開している。