メンタルヘルスサービスを提供するピースマインドとイープでは、東北地方太平洋沖地震の発生にともない惨事ストレスケアの専門家による「災害時こころのケアチーム」を発足。情報提供サイト「震災時のケアに役立つ情報のご案内」を開設し、震災後に必要とされるこころのケアについての情報を無償で提供している。 同サイトでは、「震災後のケアマニュアル」として、厳しいストレスを受け心身の疲労を抱えた家族や同僚に対するポイントを、「管理職」「一般」「こども向け」にそれぞれまとめている。 子どもたちへの心のケアとして必要なことは「安心感を与える」「気持ちを受け止める」「活動の場を与える」であるとしており、大人も無理をせず、自分のケアをしながら自分のペースでできることから対応していくことが必要だという。 また被災地以外にいる人も、直接的あるいは間接的に心に負荷がかかっていることを認識するための啓発チラシを公開。それによると、「出来る限り普段の生活を継続する」「人と話をしたり、軽く運動するなど、上手に気分転換する」「不安なこと、つらいことは、抑え込まずに話す」ことが大切だという。 さらに、震災後1か月以内の間、特に気をつけることを対象者別にまとめた「震災時のこころのケアのために -私たちにできること-」を作成。被災地にいる人、被災地以外の人、被災地で支援にあたる人のそれぞれに対し、こころのケアに必要なポイントをまとめている。