「被災地に救援物資を送りたい。でもどうしていいか分からない」「なにを寄付すればいいのか分からない」という人も多いかもしれない。基本的には、各地方自治体などが窓口を設けているので、市町村に問い合わせるが、まずは近道だ。 たとえば、東京都では福祉保健局が受付窓口を開設、新品未使用のものに限り、赤ちゃん用品・高齢者用品・生活用品・飲料水を受け付けている。ちなみに個人は東京都庁第二本庁舎1階、企業・団体は大田区平和島の京浜トラックターミナルと、2か所に分散させて集中を緩和している。 また各種法人団体や組織が、ボランティアとして救援物資の受付・配送を行っている場合も多い。「救援物資 地元の地名」などで検索すれば、いくつかの団体がヒットするだろう。またソーシャルメディア活用として、Facebookにページを開設する団体も増えている。 ここではそのなかから首都圏で活動を開始した団体2つを紹介する。まず社団法人 東京青年会議所(JCI)では、日本青年会議所と連携するとともに、Facebookページにて「救援物資受付」「災害義援金受付」「現地派遣受付」を告知。救援物資の受付場所(江東区新砂)や希望物資のリストアップを行っている。 もう1つの団体、日本ユニバーサルデザイン研究機構の震災対策チームも、サイトで「被災地への救援物資を送付したい方へ」「被災地への募金をしたい方へ」「被災地の方へ/被災地の安否を確認したい方へ」「被災地への支援をおこなっている方へ」「被災地への人的支援やボランティアをしたい方へ」と、それぞれのケースにわけて、告知を行っている。あわせて物資募集に関してFacebookページを開設した。なお同団体は19日まで千代田区にて支援物資の受付を行っていたが、現在は輸送可能な許容量を超えたとのことで、一時受け入れを停止中。21日9時より一部品目の持ち込み・送付を江戸川区新堀にて再開する予定となっている。 なお上記のように、輸送許容量を超えた支援物質が集まってしまい、輸送が止まるというケースもありえる。新品以外不可、という物品もあるし、現地ではさほど希望されていない物資ばかりが集まってもしかたない(衣服として単なるボロ着が持ち込まれて、その廃棄に手間取るといったケースなどが、過去にあった)。まず物資を持ち込む前に「受け付けてくれる物資か」「現在受付中かどうか」を、Webサイトでかならず確認してほしい。・東北地方太平洋沖地震にともなう支援(救援物資の受け付け)|東京都 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3hd00.htm・社団法人 東京青年会議所(Facebookページ) http://www.facebook.com/event.php?eid=204954552849257#!/jcitokyo・日本ユニバ震災対策チーム:NUC(Facebookページ) http://www.facebook.com/nucct