国土交通省は、震災発生から1週間経過した同省の動きと対応について、大畠大臣の報告をサイトに掲載した。 概要は以下の通り。・東北自動車道は災害対策利用としては100%通行可能、一般道としては12%、国道4号も100%災害対策用として使用可能で、一般利用としても100%復旧工事が終了。国道45号は97%ぐらいが一般利用も災害利用も可能。復旧工事としては峠にさしかかってきた・東北新幹線は東京から那須塩原駅までの25%にとどまっている。秋田新幹線、山形新幹線は不通状態。上越新幹線と長野新幹線は100%復旧が終了。常磐線は11%、東北線は39%、いわて銀河鉄道は100%、青い森鉄道は100%復旧。・13の飛行場のうち一般利用は12飛行場。仙台空港のみ現在、一般利用は不可能で自衛隊と米軍関係は利用可能。・一般に開放して使える湾港は15のうち1つ、青森港のみ。仙台港についても災害用としては使える・水力発電については水利権もあるが、発電能力があるのであればこの際弾力的に運用してはどうかと工夫している・福島の原発事故等により現在、国際海運に関して一部外国船の会社が東京寄港を回避する動き、国際航空についても欧州系の航空会社を中心に発着する空港を変更する動きがある。データに基づかない風評被害等により経済や国民生活に大きな影響が生じるおそれがあり、東京都と横浜市による放射線の計測値を国土交通省や外国船舶協会等のホームページにおいて英文で公表し、東京港及び横浜港の近辺における放射線の正確な情報の発信を行っていく。