日立製作所は14日、11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受け、同社グループの被害状況および対応を発表した。 茨城県の生産拠点を中心として、建物および生産設備に損傷が発生。今後は従業員の安全を最優先として、電力供給の状況などを鑑みながら順次、生産設備の詳細な状況について確認作業を進めていくとしている。 建物および生産設備に損傷が確認されている生産拠点は以下のとおり。・日立製作所電力システム社日立事業所(茨城県日立市)・日立製作所都市開発システム社水戸事業所(茨城県ひたちなか市)・日立製作所情報制御システム社大みか事業所(茨城県日立市)・日立アプライアンス株式会社多賀事業所(茨城県日立市)・日立オートモティブシステムズ株式会社佐和事業所(茨城県ひたちなか市)・日立オートモティブシステムズ株式会社福島事業所(福島県伊達郡) 社員・家族の被災状況については継続的に確認中。同社では11日付で社長を最高責任者とする大規模地震対策統括本部を本社(東京都千代田区)に設置し、各拠点の被災情報収集と対応策の検討・実施を行なっている。