バイドゥは8日、日本語入力システム「Baidu IME」を公開した。2009年12月に「Baidu Type」の名称で公開されたシステムを機能向上し、名称とロゴをリニューアルしたものとなっている。 「Baidu IME」では、従来版の機能が強化されたことに加え、画面キャプチャ機能である「スクリーンショット機能」を新たに搭載した。「Baidu IME」は、文字入力をするエリアのデザイン(スキン)をさまざまに変更できるほか、「ギャル文字辞書」「IT用語辞書」「2ちゃんねる辞書」など、さまざまなオプション辞書を利用することで、個性的なカスタマイズが可能となっているのが特徴。「Baidu IME」では、学習機能・予測変換機能も向上したという。 「Baidu IME」の「スクリーンショット機能」では、特別なソフトウェアを立ち上げることなく、気になったときにすぐ画面をキャプチャして、貼り付けることが可能となっている。画面キャプチャ後に、選択した画像の下に画像編集用のツールバーが表示され、文字や図形の書き込みもできる。また今回のリニューアルより、Windows 7、およびVista 64bit版にも対応した。そのほか、単語を選択した状態で、ユーザー辞書を開くと、単語登録枠に自動入力される機能、入力スタイルやスキンの設定、オプション辞書のダウンロードの一括設定をサポートするガイドが追加されている。 今後、提携企業との各種パートナープログラムの展開を通して利用者拡大を図るとしている。