Xperia PLAYは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯型ゲーム機「PSP go」に似たスタイルを持つスマートフォンで、スライド部を開くとプレイステーションと同様の方向キー、○×□△の操作キーなどが現れ、ゲームを快適に楽しむことができる。SCEの「PlayStation Suite」と呼ばれるゲーム配信サービスを利用してゲームをダウンロード購入することが可能で、配信タイトルの中には初代プレイステーションの作品も含まれる予定。Xperia PLAYはPlayStation Suiteに対応する最初の携帯電話となる。発売国の具体名は現在のところ明らかにされていないが、早い国では3月にも販売を開始する予定という。
CPUはSnapdragon 1GHzだが、新たなグラフィックコア「Adreno」が統合されているなど、従来のXperiaに搭載されていたSnapdragonとは異なるチップとなっている。画面は4インチ(480×854ピクセル)のタッチパネル液晶で、本体サイズは119×62×16mm、重量は175g。カメラは510万画素。スマートフォンとしての機能は1月に発表された「Xperia Arc」と共通する部分もあり、Android 2.3を搭載し、独自ユーザーインタフェースUXPの最新版を採用。現行Xperiaに搭載されているメディア管理機能「Mediascape」に代わってOS標準のギャラリー機能を利用する点なども同じとなっている。なお、W-CDMA版とCDMA200版の両方が用意される。
また、併せて発表された「Xperia neo」「Xperia pro」は、Xperia arcよりも一回り小さい3.7インチの液晶ディスプレイを搭載するスマートフォンで、proのみスライド型のQWERTYキーボードを搭載する。また、単なるエントリー版の機種というわけではなく、Xperia arcにはないチャット用のインカメラが追加されている。1GHzのCPU、写真や動画の画質を向上させる「Mobile BRAVIA Engine」、暗所撮影に強い撮像素子「Exmor R」の搭載など、スペックもかなり高いものとなっている。