富士通と富士通東芝モバイルコミュニケーションズは2日、「2011年春モデル au向けスマートフォン・携帯電話 新機種・新CM発表会」を都内で開催した。同発表会では2011年春モデルとして、Android OS搭載スマートフォン「REGZA Phone IS04」と、フィーチャーフォン「T006」が紹介され、その特徴が語られた。 富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 取締役副社長 木原茂氏は、昨年10月1日に富士通と東芝が両社の携帯電話事業を統合し、発足した「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」について、「開発基盤の強化と生産効率向上を目的とした。お互いの強みを活かすことで商品レパートリーの拡大を狙う」と語った。 木原氏は、IS04及びT006の特徴として、モバイルレグザエンジンによる高画質化、WIN HIGH SPEED対応による通信速度の向上をあげた。 モバイルレグザエンジンは、IS04がバージョン3.0を、T006がバージョン2.0を搭載。ノイズリダクション機能による画面のちらつきの防止や、超解像技術による画像拡大時の精細感の向上が図られた。またWIN HIGH SPEED対応により、通信速度が下り最大9.2Mbps、のぼり最大5.5Mbpsとなり、伝送速度が最大で約3倍となった。 また木原氏は両モデルのセールスポイントの「5秒アピール」として、IS04を「より美しく、より高画質な防水スマートフォン」、複数のシーンごとに異なるイルミネーションを照らすT006を「「イルミに!デコレーションメールに!自分撮り!きらめく サクサク防水スライド」と述べた。 今回春モデルとして、スマートフォンとフィーチャーフォンを同時に紹介した富士通東芝モバイルコミュニケーションズだが、同社代表取締役社長 大谷信雄氏は、「「スマートフォンは予想以上に売れているが、全体の比率で言えばまだフィーチャーフォンのほうが売れている。経営上は両方大切。今後販売比率は半々くらいには当然なってくるだろう」と述べた。
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