フィッシング対策協議会は18日、MasterCard(マスターカード)を騙るフィッシングメールが出回っているとして、注意喚起する文章を公開した。 英文によるメールながら、現在もフィッシングサイトは稼働中。同協議会はJPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼したとしている。またMasterCard側も、「MasterCardや、カード会社及び金融機関から、口座や個人情報をたずねるメールを送ることは一切ありません」とし、こうした詐欺メールを受け取った際は、直ちにメールを削除し、発行会社、警察などに連絡するよう注意を呼びかけている。 ちなみにこれらの詐欺メールでは、「http://www.●●.org/torrents/mastercard.query/account.php?」「http://www.●●.com/secure/mastercard.customer/account.php?」「http://www.●●-niessen.de/uploads/mastercard.holder/account.php?」「http://legacy.●●.com/data/mastercard.notification/account.php?」「http://hosting05.●●.com/webmail/tmp/mastercard.notification/account.php?」「http://todd2.●●●●.com.ar/postfixadmin/languages/mastercard.holder/account.php?」などのURLが使用されているとのこと。さまざまなアドレスが使い分けられているが、ファイル名の選び方が似ている点、account.phpが共通している点などから同一グループによる犯行、あるいはフィッシング用の不正ツールを使った発行と思われる。