「事実確認はすぐにできるでしょう。おそらく海上保安庁が撮ったものであると、私は映像を見た感じでは思う」5日の会見で前原誠司外相は、こう述べた。前原氏は中国漁船と海上保安庁の巡視船衝突時に国土交通大臣としてビデオを見ている。「私が見たものは、もっと短いものであって、ユーチューブ(YouTube)にアップされていたものはもっと長いもの。私や海保の長官も含めてトータル5分程度の物を見ているので、もし本物だとすれば、違うものが流出していることになる」ユーチューブを「ちらっと見た」と話す前原氏は、流出したものが本物だとすれば、さらに厳しい追及が必要であると話した。「公務員というのは守秘義務が課されて仕事をしているわけで、仕事の上で知り得た情報は公開してはならないというのが大原則。今回のものが、仮にビデオが海保がとってもので、政府内部の人間が流出をさせ、ユーチューブに貼り付けたのであれば、再発防止のために、刑事事件としてとことんまで捜査しなければらならない」最初にビデオを投稿した人物は「Sengoku38」。日本国籍の25歳とプロフィール登録されていた。約44分ものビデオをどうやって入手し、投稿したのは果たして誰なのか。