新しい製品やサービスを開発する方法として、人間の視点や観察による気づきなどを重視しイノベーションを創造するという「デザイン・シンキング」。2008年には「Harvard Business Review」にてデザイン・シンキングに関するIDEOの活動事例が紹介され、ビジネスの世界からも注目を集めた。デザイン・シンキングのステップは一般的に、「問題点の理解」「調査」「ユーザーのニーズの把握」「プロトタイプの作成」「ユーザーテスト」「プロダクトの改良」などに大別される。
だがこのように難しい条件の中、前大会の優勝チームは、作成したプロダクトをテキサス大学で行われたデザインコンテストの世界大会「The Idea to Product Global Competition 2009」に出品し、全米最優秀賞を受賞したという実績も持っており、参加する学生のポテンシャルの高さを感じさせる。