また冷却方式として外気を利用し、ITモジュールごとに空調設備を設置するモジュール型の空調システムを採用。環境の変化に合わせて外気と空調を組み合わせた複数の運転モードで自動的に空調を制御することで、空調にかかる消費電力を大幅に削減できる。また、空調モジュールを並列に配置し冗長化することで、空調のメンテナンス時や障害時においても、稼働を継続できる。空調モジュールあたりの冷却性能は約110kWを実現した。ITモジュールの前後には、電気設備と空調モジュールを配置する独自の方式「MISP(Module Inter-connection over the Shortest Path)」を採用。これにより、電源配線、冷媒配管などの接続距離を最短にでき、配線などから生じるエネルギーロスや設備に関わる投資コストを低減する。