英国の老舗ファッションブランド「FRED PERRY(フレッドペリー)」は17日、デジタルサイネージとして日本国内で展開する22店舗全店(催事場を除く)にiPadを導入した。 各iPadにはFRED PERRYオリジナルのブランドアプリをインストールし、3Dでコンテンツを選択するインターフェイスを採用している。オリジナルアプリは、「ニュース」「スタイルブック(5種)」「イメージムービー」「ショップファインダー」「ショートストーリー(小説)」の5種を用意。アプリ内では、2010年秋冬シーズンすべてのスタイルブックが閲覧可能となっており、店頭で各ルックを参考にしながらの買い物を楽しめる。 イメージムービーでは、フォトとムービー双方からルックを提案する新しい形のスタイルブックも用意されている。ショートストーリーでは季刊誌「真夜中NO.10特集トラベリング」(リトルモア刊)で掲載された、バンドSAKEROCKのリーダーとしてジャンルをこえて活躍する星野源(ほしの・げん)によるオリジナル・ショートストーリーを全編掲載する。現在同社では、アプリケーションの、iTunes Storeでの一般向け配信も準備中とのこと(8月下旬予定)。 同社は、ファッション業界におけるデジタル化を見据え、これまで紙をメインに使用していた店頭POPの代わりとしてiPadを積極的に活用していく予定だとしている。なおFRED PERRY SHOP原宿にはiPadを2台導入、FRED PERRY有楽町マルイ店にはiPadの導入はないとのこと。