メッセージラボ ジャパンは8日、「日本国内における業種別のスパム率に関する調査」の結果を公表した。 6月にもっともスパムの被害を受けた業種は「教育業界」で、メールの95.2%(メール100通中95.2通)がスパムメールだったという。2位は「エンジニアリング業界」で91.6%、3位は「自動車業界」で91.2%となった。 なお全世界レベルでもっともスパムの被害を受けた業種は「エンジニアリング業界」で、スパムレベルは94.1%だった。2010年6月の新規および未知の悪意ある送信元から送られたスパムメールが世界のメール トラフィックに占める割合は、89.3%とのこと。日本のスパムレベルは、86.6%だった。 現在、全世界で約500万~600万のボットネット化した、つまり不正に操作されたコンピュータが存在していると推定されている。これらを利用した配信システムは、サイバー犯罪者によって管理され、全スパムメールの90%以上に関与。実数に置換えると、一日に約1200億のスパムメールがボットネットから送信されている計算になるという。