情報通信研究機構(NICT)けいはんな研究所ユニバーサルメディア研究センターは1日、テーブル上に3D映像を表示し、裸眼かつ複数人で観察可能な技術を開発したことを発表。 今回の技術は、何もないテーブル面上に高さのある3D映像を浮かび上がらせて再生するというもの。周囲360度から見下ろすように観察する場面に特化した技術で、複数人が裸眼で自然に利用可能としている。 今回の3D映像の再生には、NICTが新開発した特殊な円錐型の光学素子と、円状に並べた96台の小型プロジェクターを使用。高さ5cmほどの3D映像の表示に成功した。現在は120度ほどまでの視認まで可能となっており、今後は全周360度からの観察に向け、システムの拡張や画質向上などに取り組んでいくという。