米マイクロソフト(Microsoft)は12日、「Visual Studio 2010」と「.NET Framework 4」の一般利用が可能になったと発表した。同社はまた今週末には、「Silverlight 4」を正式リリースする予定だ。
開発者であればラスベガスで開催される「Visual Studioカンファレンス&エキスポ」での発表会と関連してVisual Studio 2010と.NET Framework 4をダウンロード可能。マイクロソフトのサーバ・アンド・ツールズ・ビジネス部門のボブ・マグリア社長は「われわれは今日、世界中の開発者とともにVisual Studio 2010の発売を祝うことに興奮している。このリリースの形成に当たって顧客やパートナーの意見がおおいに役立った。Visual Studio 2010、.NET Framework 4、Silverlight 4の機能は強力でユニークな組み合わせであり、新しい機器や既存の機器とともにクラウドサービスのような台頭するプラットフォームを利用する開発者が、各種アプリケーションを構築する新しい機会を開くことになる」とのコメントを寄せている。
Visual Studio 2010では、Windows 7のマルチタッチ機能、「リボン」インターフェイスなどをサポート。SharePointへのアクセス機能も統合されている。マイクロソフトのクラウドプラットフォームとなるWindows Azureのツールを併用することで、親しみのあるVisual Studio環境でクラウドアプリケーションを素早く開発し、デバッグ、テスト、展開することも簡単になる見込みだ。新しいモバイルプラットフォームであるWindows Phone 7向けのアプリも開発可能。