富士通は7日、高密度サーバプラットフォーム「PRIMERGY CX1000」が、ベンチマークテストプログラム「SPECpower_ssj 2008」において、2,320 overall ssj_ops/wattの世界最高記録を達成したことを発表した。 「SPECpower_ssj 2008」は、非営利団体「SPEC」(The Standard Performance Evaluation Corporation)により公開されているサーバのエネルギー効率を測定するベンチマーク。1ワットあたりのサーバパフォーマンスの値を示し、値が高いほど高効率であることを意味する。今回「SPECpower_ssj 2008」において、Intel XeonプロセッサーL5530(動作周波数2.40GHz)を合計76個(38サーバノード×2CPU)搭載の「PRIMERGY CX1000」を測定した結果、2,320 overall ssj_ops/watt(1ワットあたりのコンピュータシステムのスループット)の世界最高のパフォーマンス値を達成したという。3月25日にSPECにより公開された。 今回の最高記録達成は、大量のノード数を搭載するサーバとして、「PRIMERGY CX1000」の高いエネルギー効率とサーバ性能を証明するものとなる。「PRIMERGY CX1000」は、クラウドコンピューティング環境やデータセンターの構築に最適化されたプラットフォームで、スケールアウト型システムに適した製品。