米Appleは「iPad ready.」と称するページを公開。標準搭載のwebブラウザ「Safari」においてHTML5、CSS3、JavaScriptのサポートを明言した。 iPadは、iPhone/iPod touch同様に、米Adobeが提供するFlashに非対応。現在web上の動画で75%を占める(Adobe側の主張による)とも言われるFlashビデオに対応しない場合、スムーズなweb閲覧に支障が出るのではないかと危惧されていた。実際、今年1月末に米Appleのスティーブ・ジョブズ氏が行なったiPadによるweb閲覧のデモンストレーションでは、Flashビデオが反映されないシーンが散見された。 一方でHTML5は、動画/音楽再生をより容易にするHTMLの新規格で、マルチメディア機能を強化したものとなっている。Safariはバージョン3.1以降から対応を図っており、このたび公開されたページでは「HTML5 videoで動画再生が可能」であることを強調。 ページ上ではCNN、Reuters、New York Times、Time、Major League Baseball、Flickrといった代表的なニュースサイトやSNSを列挙し、快適な動画再生をうたっている。CNNの例では「iPadでCNN.comを閲覧した場合、サイト側で自動的にHTML5 video playerで表示します。できる限りベストな状況でweb閲覧を体験できるでしょう」とコメントしている。 iPadは米国で4月3日に発売開始。日本では4月末に発売される予定だ。
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