総務省は5日、地方公共団体向けとなる「自治体クラウドポータルサイト」を開設した。 「自治体クラウド」とは、近年さまざまな分野で活用が進んでいるクラウドコンピューティングを電子自治体の基盤構築にも活用していこうとするもの。総務省では、2009年度から自治体クラウド開発実証事業に取り組んでおり、地方公共団体の情報システムをデータセンターに集約し、市町村がこれを共同利用することにより、情報システムの効率的な構築と運用を実現するための実証実験を行っている。 開発実証項目としては、「仮想化効果実証」「LGWAN性能実証」「新規自治体の参加実証」「市町村バックアップ実証」「ASP・SaaS全国利用実証」「基幹システムを含む多数業務のクラウド利用実証」「データセンター間バックアップ実証」「事務共通化運用実証」「県越えの業務サービス共同化実証」などとなっている。 地方公共団体においては、クラウドコンピューティングをはじめとする昨今のICTの活用や、情報システムの一層の共同利用の推進について関心が高まっていることを受け、総務省においてもポータルサイトを開設することを決定したとのこと。今後は、開発実証事業の進捗状況をはじめ、自治体クラウドに関係する情報を発信していく予定。
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