総務省は3日、携帯電話を利活用し地域の高齢者や子供の安心・安全(医療・介護・健康)をサポートするサービス等を行う「ふるさとケータイ」(地域を支援するMVNO)について、2010年度の新規提案公募を開始した。 「ふるさとケータイ」では、GPS機能を用いた高齢者や子供のモニタリングサービス、不審者情報、災害情報、商店街の特売情報および地域の観光情報を提供するサービス、医療・介護・健康をサポートするサービスおよび有害鳥獣による農作物の被害防止対策等を実施することが計画されている。 同省では、暮らしの安心・安全等の確保を図るため、2008年度から3か年計画で「ふるさとケータイ創出推進事業」を行っており、これにともなうもの。本事業は、7500万円が2010年度予算一般会計予算案に盛り込まれているため、予算成立前に公募するとのこと。委託事業は、総務省が市町村等に対し、「ふるさとケータイ事業」(システムの企画・設計・開発、継続的運用等の一連の取組)の構築を委託するものとなる。 提案書の提出期間は3月3日〜4月2日午後5時まで(必着、郵送の場合も、同日必着)。実施要領および提案書様式については、総務省ホームページ「報道発表」欄に掲載されるとともに、連絡先において閲覧に供されるとのこと。