経済産業省は19日、現在実施中の家電エコポイント制度の改善内容を含む「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業の改善について(2010グリーン家電エコポイント制度の概要)」とする報道発表を行なった。 エコポイント制度は昨年12月の段階で、2010年12月31日までの購入期限延長が発表済み。今回の発表では改めてその時期を明言した上で、4月1日以降の新たな改善ポイントを示している。 改善内容の中で目を引くのは、家電エコポイント申請書の簡素化。現在、申請書には製品の型番や製造番号などの記入が義務付けられているが、今年4月以降はこれらを不要とし、さらに領収書の原本、メーカー保証書のコピーなどの貼付欄を分かりやすくするという。 また、地デジ対応テレビに対しては基準が改定され、より省エネ基準が高くなる。これにより、これまでエコポイント対象となっているテレビの一部では、4つ星や5つ星から3つ星以下になるため、それら製品を4月以降に購入した場合は対象外とみなされる。基準強化はエアコン、冷蔵庫には適用されない。 そのほか、「LED電球等の利用促進」として、LED電球や電球形蛍光ランプ、充電式ニッケル水素電池とポイント交換を行なう場合は、点数が半分で済むようになる。なお、エコポイントの登録申請期限は2011年2月28日(当日消印有効)、交換商品の交換期限は2012年3月31日まで。