インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」(NTTレゾナント)は「キッズgoo」において、小学生を対象に、携帯電話に関する調査を実施した。調査対象は小学校1年生から6年生で、調査期間は2009年10月19日から11月19日まで、1,206名の有効回答があった。 携帯電話の利用状況は、41.2%が「自分専用の携帯電話」を利用。35.8%は「使っていない」ものの、残りの23%は親や兄弟に借りるなど何らかの方法で利用しているという。 携帯電話未利用者に対する「携帯電話が欲しい」かとの設問では「欲しい」が65.0%、「どちらかといえば欲しい」が19.9%。欲しい理由は「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」がもっとも多く、「持っていると安心だから」「友達が持っているから」がこれに続く。 家庭での携帯電話を利用する際のルールについては、「利用する機能について」がルールとしてはもっとも多く、前々回(2007年11月)、前回(2008年12月)の調査より増加傾向にあるものの26.1%に止まる。「特にルールはない」は減少傾向にあるものの42.4%といまだ高く、子どもの携帯電話利用に関する家庭でのルール作りの重要性について、保護者のさらなる認知度向上の必要性が浮き彫りとなった。 通話の相手はトップの「お母さん・お父さん」(86.7%)に、「おばあちゃん・おじいちゃん」(51.8%)が続いており、祖父母と孫のコミュニケーション手段としても携帯電話が活用されている様子がうかがえる。 メール返信のタイミングでは、5分以内が39.4%、10分以内が24.9%で、6割以上が10分以内に返信すると回答している。このことからも、利用する時間帯など、家庭でのルール作りが重要であることが読み取れる。 回答者属性は、性別では男性10.6%・女性89.4%、学年では1年生1.4%・2年生2.2%・3年生6.4%・4年生18.0%・5年生30.9%・6年生41.0%となっている。