宙博2009の会場ではロボットの展示も多数見られた。大阪大学大学院工学研究科は横方向移動可能な円形断面クローラー「Omni−Crawler」をデモしていた。機械工学専攻 金子・東森研究室の多田隈健二郎さんは、従来のものだと旋回運動を何度かしなければいけないかったが、「Omni−Crawler」は岩と岩の間に簡単に入っていけると特徴を説明。惑星探査もひとつだが、ほかにもレスキュー探査活動も視野にいれているという。また、副産物的な特徴だがと前置きをした上で、「キャタピラーの断面が円形なので、パイプの内側とか外側のように円弧上の地形に対して、円弧の半径のサイズが変わったとしてもうまくフィットして進行できる」とアピールした。