こんにちは、キャラ研小林です。今回も、全国各地からマブいアイドルを発掘すべく、ケーブルテレビキャラクター(以下CATVキャラ)を紹介していきます。CATVキャラというのは、主婦層にどれだけ支持されるかが重要なポイントになってきます。なぜなら、主婦がCATVキャラを好きになると、お母さん張り切ってキャラ弁(キャラクター弁当)に挑戦→子供、大喜びして友達に自慢→羨ましがる友達がお母さんにおねだり→友達のお母さんも真似してキャラ弁作り というスパイラルで急速に地元普及なんてこともあれば、懸賞好きの主婦がコミチャン(コミュニティチャンネル)で見たグッズプレゼントに応募→見事エコバック当選→毎日通うスーパーに持参→井戸端会議で隣の奥さんが品定め「それ、一体なんのキャラ?(サ●リオでは見たことねー)」→「でしょでしょ!これはね…(延々)」→「…へぇ」(話を聞いてるうちになんか可愛く見えてきた)→家に帰って早速コミチャンチェックというスパイラルで急速に地元普及などなどのケースがありまして、やはり主婦の心をつかむことが、地元に愛されるCATVキャラになるための条件として重要になってくると思うわけです。ということで、今回のテーマは主婦ウケ系!CATVキャラです。■けーぶるん(丹南ケーブルテレビ)この「けーぶるん」をBest主婦ウケキャラとしてイチオシするにあたって、まず、「女に好かれる女」とは何か、というところから説明しなくてはなりません。男性の思うカッコイイ男性と、女性の思うカッコイイ男性は違うように、男性が可愛いと思う女性のポイントと、女性が可愛いと思う女性のポイントは、往々にして微妙にずれているものです。女性に好かれる女は、とても可愛いのだけれど、その可愛さはなぜか男性には理解され難い。逆に男性には理解されない可愛さを具現できるキャラこそが、女性に好かれるキャラになれるのです。この法則を見事に体言しているCATVキャラが、けーぶるんであると思います。「どのへんが?」って聞かれると、正直難しいんですけど!まあ、感覚です。感覚。だからこそ難しいのです。男と女は。(偉そうなこと言える身分か?)多分、一般男性は、けーぶるんの可愛さにはそれほど興味がないんじゃないでしょうか。一方、大多数の女性(主婦&女児)はけーぶるんのことを「可愛い!」と支持するはず。こういうキャラをケーブルテレビのメインキャラクターにするのは、なかなか大胆な選択であったはずです。丹南ケーブルテレビの広報吉田さんいわく、「丹南地域には特産・名産品や伝統産業がたくさんあり、当社事業におきましても多様化してきたため、ご当地的・ケーブルテレビ的な要素は省いたキャラクターになっております」とのこと。たしかに。あまり地方色がないタイプのポップなキャラですね。けーぶるんのほかに、ちびぷるんというのがいます。っていってもただ小さいだけなのですが。(ちびになると「ぶるん」が「ぷるん」になるセンス、イカしてます。)「ちびぶるんはblog更新する際、着ぐるみだと面倒なので、分身という立場になっています」(同 吉田さん)そんな!「キャラは着ぐるみ」という概念を正当化し、開き直る勇気。いろんな意味で革新的なキャラ街道を突き進む丹南ケーブルテレビです。■きゅーちゃん(ケーブルテレビ株式会社)続いてのエントリー、きゅーちゃんはケーブルテレビ株式会社の運営する栃木ケーブルテレビ、館林ケーブルテレビのキャラクターです。「名前は公募により決定しました。会社の愛称がCC9(シーシーナイン)で、尚且つコミチャンがアナログ9chで定着していたためか、ダントツでこの名前の応募が多かったです」(広報高橋さん)へー、だからサルなのに「きゅーちゃん」なんですねえ。「いえ、サルではありません」(高橋さん)って、このセリフ、どこかで聞いたことあると思えば・・・ひかりカエサルかよ!(キャラ研第1回「ひかりカエサルの正体は?」参照)なぜ、サルキャラばかりがサルであることをひたすらに否定するのか。そこにはサル独特の恥じらい文化でもあるのか。大いに謎です。そもそもこれがサルじゃなければ一体何だというのでしょう?「きゅーちゃんはきゅーちゃん・・ということでご理解ください。ちなみに年齢も性別も明らかにしていません。」こんなにほんわかした風貌のキャラなのに、設定だけ妙に小悪魔っぽいのが気にかかります。はっ、もしやこれが…恋?!「きゅーちゃんは頭についている黄色い球で地域を明るく照らし、しっぽについているアンテナで、いろんな情報やみんなの声をキャッチして発信します」へぇ、しっぽ…しっぽねえ…(やっぱりサルじゃ?)きゅーちゃんのテーマソング(歌詞は公募)を年内準備中とのことで、こちらも楽しみです。果たしてきゅーちゃんの謎は明らかになるのか?というわけで、知れば知るほどにディープな世界の広がるCATVキャラ。次回もご期待ください!