社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は17日、「2009年9月電子工業生産実績表」を発表。同実績表の「民生用電子機器」部門では、前年同月比でプラズマテレビ/液晶テレビ、デジタル一眼レフカメラが堅調な結果を示した。 発表によれば、プラズマテレビの生産台数は126,916台で、前年同月比のパーセンテージは数量ベースで131%、金額ベースで114.3%。液晶テレビの生産台数は814,372台で、前年同月比は数量ベースで124.4%、金額ベースで88.4%。デジタル一眼レフカメラの生産台数は651,413台で、前年同月比は数量ベースで95.8%、金額ベースで105.8%。 そのほか、カーナビゲーションシステムが前年同月比の数量ベースで110.5%、金額ベースで113.5%の伸びを示している。また、2009年1〜9月累計の前年同期比で唯一前年割れしなかったのは、液晶テレビのみとなった(ただし数量ベースのみで、金額ベースでは約18%のマイナス)。この結果により、液晶テレビの単価下落が浮かび上がってくる。 反面、低調だったのがコンパクトデジタルカメラやビデオカメラ。コンパクトデジタルカメラの場合、前年同月比が数量ベースで57.2%、金額ベースで64.8%、ビデオカメラの場合、前年同月比が数量ベースで54.3%、金額ベースで58.1%と、低い数字となった。民生用電子機器全体も同様で、2009年1〜9月累計の前年同期比は74.4%となっている。