三菱電機は、液晶ディスプレイ「VISEO」シリーズの新製品として、画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」搭載の24.1V型ワイド液晶「MDT243WGII」を発表。10月28日から販売する。価格はオープンで、予想実売価格は99,800円。 同製品は、2008年11月に発売されたフルHD対応24.1V型ワイド液晶ディスプレイ「MDT243WG」の後継機。同社独自の画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」を新たに搭載したモデルとなる。 ギガクリア・エンジンでは「超解像技術」を搭載しており、低解像度の映像を拡大表示した際のぼやけた映像を補正。フォーカス感を向上し、より鮮明に再現するという。その効果は、独自の画像処理アルゴリズムにより、0%(OFF)〜100%から10レベルで選択可能。また、親画面の中に子画面を表示するPinP機能の子画面のみに超解像技術を適用することもできる。 そのほかにギガクリア・エンジンの特徴として、画面全体のコントラストをリアルタイムに補正する「ダイナミックコントラスト補正技術」や、画面の局所的なコントラスト感を向上させる「局所コントラスト補正技術」、よりなめらかで精密な階調表現とする「階調数拡張処理技術」、記憶色に合った色再現を行なう「色変換技術」を搭載。モスキートノイズやざらつきノイズを低減する「ノイズリダクション技術」を備えている。 従来からの技術として、動画ブレ抑制技術「MP ENGINE II」を搭載。また、2系統のHDMI端子をはじめ、光デジタル音声出力のS/PDIF端子や、コンポジットビデオ/S端子、D5端子、DVI-D(HDCP対応)といった多彩なインターフェースを装備。各種のAV機器やゲーム機、PCなどとの接続に対応する。 おもな仕様は以下のとおり。●MDT243WGII・液晶サイズ:24.1V型ワイド・解像度:1,920×1,200ピクセル・視野角:上下/左右ともに178度・輝度:500cd/m2・コントラスト比:2,000:1(CRO非作動時1,000:1)・応答速度:6ms・インターフェース:HDMI×2/DVI-D(HDCP対応)/ミニD-Sub15ピン/D5/コンポジットビデオ/S/3.5mmステレオミニなど・チルト角度/スイーベル角度/高さ調整:上25度、下10度/90度/約60mm(チルト角0度のいて)・スピーカー:5W×2・本体サイズ:幅558.5×高さ406.3×奥行き270mm(スタンド含む)・重さ:約11.2kg(スタンド含む)・付属品:電源コード/HDMIケーブル/DVI-Dケーブル/ミニD-sub15ピンケーブル/オーディオケーブル/リモコン/バックカバーなど