マスプロ電工といえばカミナリ様のキャラクターとシースルーの宣伝で印象に残っている企業だが、CEATECの会場では、「地デジ救急相談室 D-ER」と銘打って展示を行っていた。チューナーやアンテナなどテレビ本体以外の家庭向けソリューションを紹介、サポートするという戦略だ。 アナログ放送の停派後も、古いテレビが使えるようにと地デジチューナーや壁面取り付け型のアンテナなどが展示されていた。チューナーは3機種4モデルが展示されていた。このうち、DT620というモデルは、必要最小限の地デジチューナー機能を搭載したもので、市場価格は1万円以下だ。アナログテレビをモニターとして使うタイプの製品だが、いまや各部屋にテレビがあるのも珍しくない時代だ。廃棄するほどでもないアナログテレビの活用方法として、簡易チューナーは潜在的なニーズは高いと思われる。 壁面取り付けアンテナは、通常のテレビアンテナなので、取り付け場所(方向や遮蔽物の有無)はある程度制限されるが、古いアンテナの工事が必要なら検討してもよい製品だろう。向きさえOKならマンションのベランダやテラスなどにも取り付け可能だそうだ。