デルは、個人向けノートPC「Studio XPS 16」と「Studio 15」の新製品として、インテルの最新クアッドコアプロセッサ「Core i7」搭載モデルを発売した。最小構成の直販サイト価格は、Studio XPS 16が149,980円、Studio 15が146,280円(発売時は特別価格99,979円)。 Studio XPS 16は1月27日に発売された16/15.6型液晶ノートPC、Studio 15は3月6日に発売された15.6型液晶ノートPC。今回は両シリーズのCore i7搭載モデルとなる。 Core i7はインテル最新のクアッドコアプロセッサ。デスクトップ向けはすでに9月8日に発売されているが、ノートPC向けは24日に発売。「Core i7-920XM」、「Core i7-820QM」、「Core i7-720QM」がラインアップされ、今回のStudio XPS 16/Studio 15ではともに最小構成でCore i7-720QMを搭載し、オプションでCore i7-820QMを用意している。 Core i7の特徴は4つのコア、計8スレッドでマルチタスク処理の能力を高めていること。また、プロセッサの負荷状態を認識し、休んでいるコアがある場合、使用している他のコアの周波数をさらに上げる「ターボ・ブースト・テクノロジー」が注目される。例えば、Core i7-820QMの周波数は1.73GHzだが、1つのコアしか使ってない場合、最大3.06GHzまで周波数を上げることが可能となる。 Studio XPS 16/Studio 15はHDMIやサブウーファーを装備するなどマルチメディアの利用に向いたノートPC。CPUが強化されたことで、パフォーマンスの向上が図られている。それぞれのおもな仕様は以下のとおり。●Studio XPS 16 Core i7搭載モデル最小構成・ディスプレイ:15.6V型ワイド液晶・解像度:1,600×900ピクセル(WXGA)・OS:Windows Vista Home Premium SP1 64ビット版・CPU:Core i7-720QM(1.6GHz)・メモリ:4GB(DDR3-SDRAM) デュアルチャネル対応・HDD:500GB(7,200rpm)・グラフィック:Radeon HD 4670(専用メモリ1GB)・光学ドライブ:Blu-rayドライブ・無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n・有線LAN:10BASE-T/100BASE-TX/1,000BASE-Tイーサネット・インターフェース:USB×3(うち1 ポートはeSATA/PowerShareUSB共用)/HDMI/DisplayPort/ミニD-sub15ピン/ IEEE1394a/メディアカードリーダー/ Express カードスロットなど・そのほかの機能:200万画素webカメラ・バッテリ: 6セルバッテリ・本体カラー:オブシディアン・ブラック/メルロ・レッド/アルパイン・ホワイト・本体サイズ:幅385×高さ24.1〜34×奥行き255mm・重さ:約2.91kg●Studio 15 Core i7搭載モデル最小構成・ディスプレイ:15.6V型ワイド液晶・解像度:1,366×768ピクセル・OS:Windows Vista Home Premium SP1 64ビット版・CPU:Core i7-720QM(1.6GHz)・メモリ:4GB(DDR3-SDRAM) デュアルチャネル対応・HDD:320GB(5,400rpm)・グラフィック:Radeon HD 4570(専用メモリ512MB)・無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n・光学ドライブ: DVDスーパーマルチ・インターフェース:USB2.0×3(うち1つはeSATAと共用)/HDMI/ミニD-sub15ピン/IEEE1394a/メモリカードスロットなど・そのほかの機能:200万画素webカメラ・バッテリ: 6セルバッテリ・本体カラー:ブラック・チェインリンク/インテリジェント・ブルー/クラシック・レッド/プラム・パープル/オリーブ・グリーン/チェリーピンク・本体サイズ:幅371.6×高さ25.3〜38.9×奥行き253mm・重さ:約2.52kg