OKIネットワークスは17日、IPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100 TypeM」(SS9100)による、“フォーミュラ・ニッポン”のドライバーとピット間での通話システムの実地試験を開始したことを発表した。
チームは、NTTドコモがメイン・スポンサーとなる“フォーミュラ・ニッポン”の「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」。ドコモでは、FOMAの通信品質の向上とともに実験成果の新商品への応用などを目的とした「F-PROJECT」を推進しており、本プロジェクトでは、「DANDELION」のフォーミュラマシンにFOMAの通信機材を搭載し、最高時速300kmを超える超高速走行や、急加減速、高温、振動といった「過酷条件下」においてさまざまな通信実験を行うことで、通信技術を進化させる先進的な取り組みを進めている。ドコモでは、既存のフォーミュラ・ニッポン用通話システムの更改を機に、将来的にはIP技術を活用したさまざまなコミュニケーションなど、顧客に対する多様なサービス提供を視野に入れ、あらたな通話システムの導入の検討を重ねていた。
なおOKIおよびOKIネットワークスは、ドコモが推進する「F-PROJECT」の主旨に賛同し、「DANDELION」に対しスポンサー協賛も行うとのこと。「SS9100」による通話システムおよびスポンサー協賛については、10月6日〜10日に幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2009」(展示ブース4ホール 4B08)において、マシン展示とともに走行時の通話デモンストレーションも交えて紹介される予定。
《冨岡晶》