日本HPは27日、法人向けミニノートPC「HP Mini 5101 Notebook PC」、ノート型モバイルシンクライアント「HP 4410t Thin Client」を発表。両製品とも同日から受注を開始した。HP Mini 5101 Notebook PCは、同社直販サイトおよびHP Directplusコールセンターにて9月上旬から発売を開始する。HP Mini 5101の価格は69,930円〜、HP 4410tの価格は79,800円。
HP Mini 5101は、10.1V型ワイド液晶を搭載。解像度は1,366×768ピクセル(アスペクト比16:9)で、画面の表示面積が広く快適なweb閲覧やアプリケーション操作に配慮している。キーボードは、それぞれのキーを独立させたユニアレンジメント・キーボードを採用。キーピッチはフルサイズキーボードの約95%を確保し、タッチパッドのボタン位置をパッドの下部に配置するなど、従来モデルの「HP Mini 2140」に比較して、一般的なノートPCに近い操作性になったという。
HP 4410tは、14V型ワイド液晶(1,366×768ピクセル、アスペクト比16:9)を搭載。HDDの代わりに2GBのフラッシュメモリを内蔵し、データ保存用のストレージを排除したモバイルシンクライアントとなる。一度シャットダウンすれば元の状態に戻るため、データの消失や盗難、ウィルス感染、不正行為など、従来環境のノートPCが抱えるリスクを軽減させるという。従来モデルより約650gの軽量化を図り、携帯性に配慮。6セルバッテリを標準搭載し、バッテリ駆動時間は約4.5時間を可能とした。インターフェースにはHDMI/ミニD-sub15ピン/USB2.0×4などを装備し、オフィスで周辺機器と接続することでデスクトップPCの代替としても利用可能としている。
おもな仕様は以下のとおり。
●HP Mini 5101 Notebook PC ・OS:Windows XP Professional SP3 適用済み (Windows Vista Businessダウングレード) ・CPU:Atom N280(1.66GHz) ・メモリ:2GB(最大2GB) ・チップセット:945GSE Express ・ストレージ:160GB HDD(7,200rpm)/128GB SSD ・無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/nドラフト2.0 ・有線LAN:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T ・液晶ディスプレイ:10.1V型ワイド液晶(1,366×768ピクセル、アスペクト比16:9) ・インターフェース:ミニD-sub15ピン/USB2.0×3/マイク/ヘッドホン/SDカードスロットなど ・そのほかの機能:200万画素webカメラ/Bluetooth ver2.1 ・本体サイズ:幅262×高さ31×奥行き180mm ・重さ:約1.2kg(HDDモデル)/約1.16kg(SSDモデル)