「ケーブルテレビショー2009」で古河電気工業は、FTTHの「マルチメディアボックス」と「1UサイズGE-PONセンサ装置(1U-OLT)」を展示していた。 「マルチメディアボックス」はテレビ用のV-ONU(映像用加入者端末)、インターネット接続と電話用のGE-PON ONU(通信用加入者端末)、電源ユニットを集約したもので、戸建住宅や、新築マンションの各戸に設置するもの。住宅用分電盤のFTTH版といったイメージだ。個々に設置するのに比べ配線の煩雑さもなく省スペースで、メンテナンス性も向上するという。 「1UサイズGE-PONセンサ装置」は、1Uサイズに8PON収納(1PONで64世帯/8PONで512世帯収納)可能で、1G・2.5G-EPONに対応。同社の従来製品に比べ、3分の1の省スペースを実現するという。 ブースでは、各戸に設置されたマルチメディアボックスのV-ONUとGE-PON ONUが、1UサイズGE-PONセンサ装置に接続され、省スペースで512世帯もの収納が可能になるようすが紹介されていた。いずれも参考出展となる。