グローバルインフォメーションは12日、米国調査会社BBC Research発行の最新英文調査報告書「Displays: Global Markets and Evolving Technologies」を発売。その記事によると、2009年の電子ディスプレイ技術の世界市場予測は986億ドルになるという。 同調査報告書によると、市場は2009年に986億ドルとなり、その後、年率平均112.1%で成長して2014年には1,742億ドルに及ぶと予測している。その内訳はフラットパネルディスプレイ(FPD)とCRTディスプレイに大別。FPD市場は2009年に826億ドル規模、2014年は1,640億ドルに達する見込み。CRTディスプレイ市場は2009年に160億ドルとなる見込みだが、その後は年率平均−8.6%のマイナス成長を予測。2014年には102億ドル程度に落ち込むという。 また、以前のディスプレイは情報をフィードバックするための道具であったものの、今日の技術は、それを情報管理、高解像度のエンターテインメント、高度技術研究の手段へと転換。100年の歴史を持つCRTディスプレイからMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、ナノベース材料にまで及ぶと解説している。