米Intel(インテル)は2日、台湾・台北で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2009」において、薄型軽量ノートブックPCに対応する、新しいプロセッサー/チップセット群を発表した。 インテルの「ULV」(Ultra-Low Voltage、低消費電力版)プロセッサーを使うことで、厚さ2センチ程度、重さ約1.5kg程度で、なおかつ高機能のノートブックPCが、主流価格帯において実現できるという。インテルはまた、インテルMy WiFiテクノロジーを無線接続オプションとして提供した新しい製品、およびモバイル インテルGS40 Expressチップセットを発表した。インテルMy WiFiテクノロジーは、ノートブックPCと最大8つのWiFi機能搭載デバイスをWiFi PAN(Personal Area Network)として接続できるもの。またGS40 Expressチップセットにより、超低電圧版プロセッサー搭載のノートブックPCにおいて、高品質(HD)動画再生、Windows Vista Premium対応、HDMIネイティブ・サポートなどの高機能を提供できる見込みだ。 インテル コーポレーション 副社長 兼 モバイル・プラットフォーム事業本部長のムーリー・エデンは「インテルのULVプロセッサー搭載の超薄型ノートブックPCにより、ユーザーは、高性能と省電力性に優れた、スリムでスタイリッシュなデザインの、まったく新しいノートブックPCを利用できるようになります。インテルはこのような新しいスタイルのPCを主流価格帯で提供できることをたいへん誇りに思います」とのコメントを寄せている。