HOYAは21日、ペンタックスブランドのデジタル一眼レフカメラ専用設計の交換レンズ「smc PENTAX-DA18-55mm F3.5-5.6AL WR」「smc PENTAX-DA50-200mm F4-5.6ED WR」を発表。6月末に発売する。価格はオープンで、予想実売価格は18-55mmが20,000円台後半、50-200mmが30,000円台前半。 両製品はレンズ内部に水滴が入りにくい簡易防滴構造を採用したズームレンズ。防滴構造の同社一眼レフと組み合わせることによって、水しぶきのかかる場所などでも使用できるという。レンズ前面にSP(Super Protect)コーティングを施し、特殊なフッ素系物質を蒸着。撥水性や撥油性を高めている。 レンズのコーティング、曲率、配置などをデジタル画像の特性に最適化した設計になっており、ゴーストやフレアの発生を抑えている。また、イメージサークルを撮像素子の大きさに特化することで、小型軽量ボディを図っている。そのほか、AF(オートフォーカス)でのピント合焦後、MF(マニュアルフォーカス)でのピント合わせが切り替えできる「Quick-Shift Focus System(クイックシフト・フォーカス・システム)」を採用する。 smc PENTAX-DA18-55mm F3.5-5.6AL WRは、焦点距離が35mm判換算で27.5〜84.5mmの標準ズームレンズ。フィルター径は52mm、重さは約230gとなる。高性能非球面レンズや異常低分散ガラスを採用した光学系で、諸収差を良好に補正するとともに、十分な周辺光量と高解像の描写を可能にしたという。 smc PENTAX-DA50-200mm F4-5.6ED WRは、焦点距離が35mm判換算で76.5〜307mmの望遠ズームレンズ。フィルター径は49mmで、重さは約285gとなる。光学系に特殊低分散(ED)ガラスを1枚使用しており、ズーム全域で色収差を補正しているとのこと。 おもな仕様は以下のとおり。●smc PENTAX-DA18-55mm F3.5-5.6AL WR・レンズ構成:8群11枚・最小絞り:F22-38・絞り羽根枚数:6枚・測光方式:TTL開放測光・最短撮影距離:0.25m・最大撮影倍率:0.34倍・フィルター径:52mm・本体サイズ:径68.5×長さ67.5mm・重さ:約230g・付属品:フード(型番:PH-RBC52mm)●smc PENTAX-DA50-200mm F4-5.6ED WR・レンズ構成:10群11枚・最小絞り:F22-32・絞り羽根枚数:6枚・測光方式:TTL開放測光・最短撮影距離:1.1m・最大撮影倍率:0.24倍・フィルター径:49mm・本体サイズ:径69×長さ79.5mm・重さ:約285g・付属品:フード(型番:PH-RBD49mm)