オランダのNXPセミコンダクターズは現地時間11日、業界標準規格にのっとったNFC(Near Field Communication: 近接無線規格)コントローラIC「NXP PN544」を発表した。 NXPは2002年にSony社と共同でNFCを開発し、2004年にはNFC Forumを共同で創設。「NXP PN544」チップは、ETSI(European Telecommunications Standard Institute: 欧州電気通信標準化機構)の最新のNFC仕様に基づいている、世界初のチップとなる。携帯電話などに搭載されることで、これまで以上に幅広いコンタクトレス(非接触)アプリケーションへSIM(Subscriber Identity Module)を通して直接アクセスし利用できるようになる見込みだ。NXPはPN544をベースに、SIMおよびHCI(Host Controller Interface)でのSWP(Single Wire Protocol)接続について公開されているすべてのNFC仕様に準拠したソリューションを構築したとのこと。 さらに、NXPはGemalto社、Oberthur Technologies社、Giesecke&Devrient社をはじめとするSIMカードの大手メーカーとの協業を通じ、テクノロジのサポートを含め、SWPインターフェイスの相互運用を可能とする見込み。現在NXPは、複数の大手携帯端末メーカー向けにPN544のサンプル出荷を開始しており、2009年第3四半期に量産予定で、同時期に商用としてNFC対応端末もリリースされる予定となっている。
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