「Hinemos」は、2005年からOSSとして公開されている統合運用管理ソフトウェア。既存OSSでは不十分であるエンタープライズ環境で求められるシステム監視やジョブ運用などの一元的なオペレーションを実現した。今回公開された「Hinemos Ver.3.1」では、管理対象プラットフォームとしてWindows Server 2008に対応。今後増加が見込まれるWindows Serverを使用したシステムへの対応を強化した。また、各種監視機能にSNMPを採用してきたが今後、SNMPに加えてWBEMにも対応する。Ver.3.1では、適切に設定されたRed Hat Enterprise LinuxについてWBEMを利用した管理に対応した。その他、https監視、SMTPAUTHに対応した。
「Hinemos」に関する情報は「Hinemosポータルサイト」にて公開されるほか、ソースコードおよび実行バイナリは、オープンソースのライセンスであるGNU General Public License(GPL)で公開される。なお「Hinemos」のプロジェクトは、OSS開発サイトである「SourceForge.jp」にホスティングされている。
《冨岡晶》