富士通は2日、顧客向けにタイムリーな金融情報を配信するデジタルサイネージ「マルチモニター情報配信システム」を発表した。みずほ銀行の支店を対象に、4月より本格展開する。 「マルチモニター情報配信システム」により、営業店に来店した顧客に対し、タイムリーな金利情報や金融商品の新キャンペーンといった情報を、営業店の窓口の対話以外でも提供するのが狙い。店舗に設置した大型ディスプレイ最大1,400台へのコンテンツ配信を、アウトソーシングサービスにより一括で富士通が行う。これにより、みずほ銀行側のシステム管理や運用作業の負担を軽減した。また営業店のプロモーション施策に応じて、営業店ごと、同一店舗内のコーナーごとに多彩なコンテンツ配信制御が可能となっている。 コンテンツについては、企画・立案・制作〜管理までを富士通が代行することで、みずほ銀行は、プロモーション施策の立案・全体管理に特化できるという。なお、このシステムは、富士通ゼネラルのデジタルサイネージシステム「Plasmawave」(プラズマウェーブ)をベースに構築されている。