富士ソフトは20日、全従業員(非正規社員、派遣社員含む)約1万人を対象に「Google Apps Premier Edition」を2009年4月より導入することを発表した。「Google Apps Premier Edition」を導入した企業で1万IDを取得したのは、同社が国内初となる。
富士ソフトでは、これまで複数のスケジュール管理機能やメールソフトを使用してきたが、約1万人のデータベースを一括して管理するのに、莫大な設備投資費と人件費が必要となっていた。「Google Apps Premier Edition」を導入することで、1IDあたり年額6,000円の低価格な設定となるため、5年間で保守・運用コストを約1/3に削減できる見込みだという。またグーグル社のデータセンターにおいて約1万人のデータベースを一括して管理することができるため、運用コストの大幅な削減と大容量ストレージの確保、また、全社での情報共有と業務の効率化を図ることができるようになったとのこと。
なお富士ソフトは「Google Apps Premier Edition」の販売代理店でもあり、2008年11月に開設した「クラウドコンピューティングセンター」をGoogle製品の導入を支援する拠点としている。今後は、IT投資コストの削減などの課題を抱える顧客に対して、自社の導入を事例として提案し解決に取り組んでいくとのこと。