チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは19日、ブラウザ・セキュリティ製品のZoneAlarm ForceFieldにおいては、先日発見されたInternet Explorer 7の脆弱性を悪用したドライブバイ・ダウンロード(自動ダウンロード)を阻止できることを発表した。
数日前に中国のオンライン・フォーラムで明らかにされた、このInternet Explorer7の脆弱性は、Windows XP Service Pack 2および3、Windows Vista、Windows Vista Service Pack 1、Windows Server 2003 Service Pack 1および2、Windows Server 2008を使用しているユーザに影響するもの。攻撃の手法は典型的な自動ダウンロードで、ハッカーは既存のWebサイトを改ざんするか自ら攻撃用のWebサイトを用意し、ユーザがサイトにアクセスしてきたら、ブラウザまたはブラウザ・プラグインの脆弱性を利用して、ユーザが気づかないうちに悪意あるソフトウェアをインストールするものだ。この悪意あるソフトウェアは個人情報窃盗に使用され、ユーザのキー入力内容を密かに記録するなどしてクレジット・カード番号やWebサイトのパスワードといった機密情報を盗み出す。