日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)は16日、JPIX加入者向けにIPv6グローバルアドレスのみをもつクライアントホストからIPv4インターネット上に存在するコンテンツサーバへの到達性を提供する「IPv6v4エクスチェンジサービス」を発表した。 IPv6アドレスのみの割り当てを受けた新規ユーザに対して、IPv6に対応していない従来通りのIPv4グローバルアドレスのみが付与されたコンテンツサーバへの到達性を提供するため、JPIXがIPv6トラヒックをIPv4トラヒックに変換するトランスレータを用意するもの。「IPv6v4エクスチェンジサービス」として加入ISPに対してアウトソース提供を行う。 試験サービスは2009年9月開始、正式サービスは2010年7月開始となる。対象サイトはJPIX首都圏サイト(JPIX名古屋、JPIX大阪を除くすべてのサイト)。利用が想定されるISPとしては、ネットワークの拡大に伴い、エンドユーザに対して割り当てるIPv4グローバルアドレスがなくなってしまったISP、新規に大規模なネットワークを構築するにあたり、はじめからIPv6アドレスでサービスを開始するISPなどとなる。