NECは3日、同社の谷口邦弘氏と井上哲夫氏が国際機関「MSF(Multi Service Forum)」の「Circle of Excellence Award」を受賞したことを公表した。MSFは、次世代ネットワーク(NGN)やオープンアーキテクチャの標準化を推進する機関であり、同賞はNECとして初受賞となる。
Circle of Excellence Awardは、MSFが2年に一度主催する相互接続検証試験「GMI2008(Global MSF Interoperability)」に参画したベンダの中から、特に功績が認められた個人に対し贈られる賞であり、NECの2名はIMS(IP Multimedia Subsystem、IPマルチメディア・サブシステム)ベースIPTV、QoS制御、SOAの相互接続検証における貢献が認められたとのこと。「GMI2008」は、NGN関連の最新の国際標準規格を実装した各社の機器を、マルチベンダ環境で相互接続性を検証することにより、NGNのグローバルスタンダード化を推進する取り組みだ。検証試験は10月20日〜31日の間、米国・英国・中国の計5サイトにて実施され、世界の主要な通信機器ベンダ20社が製品を提供し検証試験に参加した。