三菱電機は17日、スカパーJSATの次期通信衛星「スーパーバード7号機(C2号機)」の軌道上性能確認試験と完了し、スカパーJSATへの引き渡しを行った。 国産初の国内商用通信衛星となるスーパーバード7号機(C2号機)は、同社の標準衛星バス「DS2000」を採用し、衛星の設計から製造、打ち上げ、軌道上性能確認試験にいたるまで一貫して同社が作業している。衛星質量は打ち上げ時で約5トン、設計寿命は15年、中継器数はKuバンド28本、静止軌道位置は東経144度。8月15日に仏領ギアナのギアナスペースセンターからアリアンスペースのアリアン5ロケットで打ち上げられ、地表から3万6,000km上空の静止軌道上にて性能確認試験が実施されていた。