アジレント・テクノロジーは1日、EIA(米国電子工業会)規格の1Uラックスペースあたりギガビット・イーサネット20ポートの高密度化を実現したインタフェース・カード「Agilent N5605A 10ポート SFP イーサネットXR-2カード」「Agilent N5606A 10ポート RJ45 イーサネット XR-2カード」の2モデルを発表した。 同社のマルチサービス・テスト・ソリューション「Agilent N2X」向け製品となる。「Agilent N2X」はネットワーク機器やネットワークそのものの性能を評価するための測定器。新製品ではポート数を増やすと同時に、1ポートあたりの単価も約30%低減させ、多ポート試験システムを従来に比べ低価格で提供できるようになったとのこと。 なお、「Agilent N5605A」は、SFPインタフェース用、「Agilent N5606A」はRJ45インタフェース用で、ポートの形状を除く機能や性能は同等となる。インタフェース・カードには高性能のCPUが2個搭載されており、それぞれ のCPUが5ポートを制御する。CPUパワーをそれらの5ポートに分散したり、1つのポートに集中したりすることができるので、状況に応じて柔軟に使い分けることが可能だ。 参考販売価格はAgilent N5605A/N5606Aとも税込796万円〜。Agilent N5605Aが1日発売・9月出荷、Agilent N5606Aが10月1日発売・11月出荷となる。