65nm級トラックピッチに対応した媒体技術および記録・再生ヘッド技術で、現行量産品の約2.5倍相当の記録密度となる。具体的には、熱に対して安定性のある新記録膜を採用し、膜厚方向に段階的に変化させた記録膜を開発した。これにより従来よりも記録性能を高めるとともに、書きにじみの影響を最小限に抑えるため、記録ヘッドの主磁極の周りを磁気シールドで覆う65nm級トラックピッチ対応のWrap Around Shield構造を採用、安定したデータ記録・再生を実現した。さらに「誤り訂正符号」を使わなくても誤りなくデータを読み出すことのできるHDD向け「繰り返し復号信号処理方式」を開発した。