コンソーシアムはの名前は、RF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)といい、フィリップス、サムスン電子、ソニー、パナソニックの4社とTI、フリースケールなど半導体メーカーも参画している。具体的にはIEEE802.15.4をベースにした双方向かつ帯域の広い(まあ、現状の赤外線リモコンに比べて)リモコンの規格を統一していこうというものだ。IEEE802.15.4をベースにした通信技術にはZigBeeなどといった方式も存在するが、今回のリモコン用の規格はこれとは別ものだそうだ。
家庭用テレビの市場で世界的にもシェアを持ち、ブランド力もあるメーカーが名を連ねているのも気になる。今後予想されるテレビは、フルデジタル化、液晶、ELといった画面のデバイスや形状、ハイビジョンなどの画質の問題だけでなく、ネット接続や双方向が重要になってくるのは論を待たないだろう。テレビがPCやケータイに変わる情報端末になりうる可能性は何年も前から指摘されている。折りしもInterop Tokyo 2008では、日本のインターネットの父と異名を持つ村井純教授が、基調講演であらためてこの点を指摘している。