ウィルコムは25日に、PHS端末の割賦販売について、割賦債権の流動化により資金調達を実行したことを公表した。発行市場は国内ABS市場・国内ABL市場、発行金額は100億円で、月次パススルー償還となる。 今回の流動化債権は、Aaa(ムーディーズ・インベスターズ・サービス)およびAAA(格付投資情報センター)の高格付を取得することで、金利リスクを抑えるものとなっている。なお、今回調達した資金については、運転資金に充当する予定とのこと。 2007年7月より導入したPHS端末の割賦販売によって発生する、立て替え金によるキャッシュフローへの影響を抑える目的と見られる。なおNTTドコモも同様な目的で、今月4日に国内普通社債(10年債)を発行し800億円の資金調達を行っている。