NECビッグローブは、活性化する携帯電話市場に向けて、携帯電話向け企業サイトの企画から、SaaS型のサービス基盤の提供、運用までをワンストップで提供する「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」の提供を開始した。消費者先行の感が否めない携帯サービス市場において、企業がかかえる課題とは? BIGLOBEが示すその打開策とは? 同社ビジネス事業部の保永由美氏と開発英徳氏に話を聞いた。
ソリューション事業のひとつに、「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」と呼ばれるSaaS型のサービスを用意しています。このサービスは携帯版の企業サイトに特化したサービスで、初期段階のサイト企画から、実際の構築、運用までをワンストップで提供することができ、豊富なオプションサービスによるカスタマイズも可能です。
開発氏:「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」サービスは、その点についても万全を期しています。我々のサービスは、3キャリアで600機種以上の携帯電話に対応しており、1つのサイトフォーマットを作成すれば、自動的に各端末に最適な表示に変換される、ワンソース・マルチキャリアを実現する「カスタムタグ」を用意しているのです。このタグを記述すれば、キャリアや機種を判別でき、たとえば携帯電話に表示される画像の解像度や大きさを自動的に切り換えることが可能です。最新端末であれば、Flashによる動画を、少し前の機種であれば静止画を、さらに古い機種では画像はロゴのみという具合に、機種によって表示を変えることで、ユーザーに最適な情報を、ストレスなくお届けすることができるわけです。
保永氏:「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」は、BIGLOBE自身が培ってきた携帯電話向けサービスのノウハウを、お客様にSaaS型で提供できるよう再編成したサービスです。標準的なサイト構築ができるテンプレートに加え、待ち受け・着メロ・着うた・動画などのコンテンツ配信や、メールマガジンの配信、各種サイト管理といったサービスを支える基盤もSaaS型で提供され、常に最新の環境で情報を発信できます。
開発氏:このように「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」をご利用いただければ、様々な機能群から必要な機能をチョイスして組み合わせることで、迅速にニーズに合ったコーポレイトサイトを立ち上げられるのです。とはいえ、最初からあらゆる機能を網羅する必要はありません。ミニマムスタートでスピーディにサイトを立ち上げ、後からビジネスやサイトの状況に応じてサーバを追加したり、機能をフレキシブルに拡張すればよいのです。つまり、携帯電話向けのサイトを構築したら、それですべて終わりということではなく、PDCAサイクルをまわすことで、サイトの価値をさらに向上し、高いCVやROIを実現するマーケティングプラットフォームとして発展させられるわけです。
「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」は、これから携帯サイトを安く、かつ迅速に構築しようとお考えの企業で、一体どこから手をつけてよいのかわからずお悩みの担当者に、ぜひご活用いただきたいサービスとして自信を持ってお勧めしています。