今回発表されたのはホームサーバPC Lui SX、PCリモーター Lui RP、PCリモーター Lui RN、VALUESTAR R Luiモデルの4製品。各製品の機能を紹介したユビキタス事業開発本部長の栗山浩一氏によると、ホームサーバPCのLui SXはPC部とHDDレコーダー部から成り、HDDレコーダー部を独立させることで番組録画中も快適なPC利用を可能にしているとのこと。「ディスプレイは付属していないが、HDMI付きの大画面テレビに接続し、リビングPCとして活用していただくことを想定している」という。デジタルハイビジョン放送の2番組同時録画、2番組同時配信を実現している。ハードディスク約1TB(レコーダー部)、ブルーレイディスクドライブ(PC部)を搭載したSX700/1Gと、約500GBのHDD(レコーダー部)、DVDスーパーマルチドライブ(PC部)を搭載したSX500/1Gをラインナップする。両製品とも、PC部はOSにWindows Vista Home Premium with Service Pack1、CPUにインテル Core 2 DuoプロセッサーT7200(2.0GHz/デュアルコアCPU)、メモリ2GB、ATI Mobility Radeon HD 2600、HDD約320というスペック。レコーダ部は地上デジタルTVチューナ、BSデジタルTVチューナ、110°CSデジタルTVチューナ、地上デジタルTVチューナとなっている。PCリモーターとの接続は、PCリモーターサーバーンボードによって行い、画像圧縮専用LSI「リモートスクリーンエンジン」で処理転送している。
また、PCリモーターのLui RPは手のひらに収まるポケットタイプのPC(型番:RP500/IC)。サイズは142(幅)×80(奥行き)×22(高さ)mmで重要は約249g。タッチパネル式の4.1型ワイド液晶ディスプレイ(800×480ドット)を上にスライドすると、QWERTYキーボードが現れる。無線LAN(IEEE802.11b/g準拠)を内蔵する。なお、OSはWindows CE For Embedded System Professional Version 5.0日本語版を搭載し、CPUはTI DaVinci TMS320DM6441プロセッサを採用。USBポート×1、SD、CFカードスロットがある。バッテリー駆動時間は約5.4時間となっている。
一方のLui RNはノートタイプのPCリモーター(型番:RN700/1C)。HDDレスで薄く、軽量であるのが特徴。そのサイズは258(幅)×199(奥行き)×15.8(高さ:最薄部)、重量約640g。OSはWindows CE For Embedded System Professional Version 5.0日本語版、CPUはTI DaVinci TMS320DM6446プロセッサ、ディスプレイは10.6型ワイド(1280×768ドット)、JIS準拠配列85キーのキーボードの中央にスティック型ポインタを配置する。外部インターフェイスはUSB×2、SD、CFメモリーカードスロット、100Base-TX/10Base-T対応、無線LAN(IEEE802.11b/g準拠)を搭載する。バッテリー駆動時間は最大約4.6時間。
さらに、PCリモーターサーバーボードを搭載し、PCリモーターからの遠隔利用に対応したVALUESTAR R Luiモデル「VR970/MG」「VR500/MG」も発表した。